インドではインド占星術など、古くから占いが信じられてきました。その中でも今回は日本でもブームを巻き起こしたアガスティアの葉についてまとめていきます。決断に迷ってしまったら思い切って占いの力を借りてみるのも解決策になりえるのかもしれません。しかし大事なことは自らの実行力である前提は変わりません。いつでも機会は人を裏切りません。

アガスティアの葉とは

紀元前3000年頃に実在したとされるインドの聖者『アガスティア』が太古に残した、個人の運命に対する予言が書かれているとされる葉のこと。現在は南インドのタミル語文化圏に保管されています。その葉には古代タミル語で書かれており、ナディ・リーダーと呼ばれる人たちが現代タミル語に翻訳しています。

この葉を読むことができるのは、10歳前後から6年以上かけて特別な訓練を受けてきた、代々『ナディ・リーダー』として運命づけられた人だけといわれています。その数は総数800人、読むレベルにも個人差があるため、信頼できるナディ・リーダーを選ばないとアガスティアの予言が曲解される可能性が否定できないといわれています。

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アガスティアの葉と日本

1993年青山圭秀さんの著作『理性のゆらぎ』でアガスティアの葉が一躍ブームとなり、マスコミも大々的に取り上げましたが、トリックであると指摘する懐疑説が広がったこともあり、現在ではブームは沈静化しています。しかしながら、変化が速くて先行きの見えない不安な時代だからでしょうか、自分の未来が描かれているとされる『アガスティアの葉』に助けを求める人は後を絶たないのです。

葉の検索

アガスティアの葉の取り出しに際して、男性の場合は右手の親指、そして女性の場合は左手の親指の指紋が必要となります。指紋の部分だけをナディ・アストロジャーに渡し、ナディ・アストロージャーは、それを持って葉の保管されている倉庫へとひとりで入っていくのです。その時点で相手にはプロフィールはおろか、依頼者の名前すら話しません。

葉は指紋のパターンによって108種類に分かれており、依頼者の指紋のパターンの葉が集められた束を持って、再度現れます。次に、その束に中に、依頼者の葉があるかどうかを検証するプロセスが始まるのです。 例えば「兄弟は1人である」「それは、女性である」「父親は、生きている」など、こういった簡単な質問に対して、依頼者がイエスorノーで答えていくのです。

少しでも違えば次の葉に進み、その束すべてが合わない場合には別の葉の束を再度取り出しに行くことになります。見つかれば、最後には「彼の名前は〇〇だ」といった、依頼者の名前、または両親や祖父母、離婚した相手の名前などを具体的な固有名詞を言い当てるのです。

さらに条件を詰めていき、依頼者の生年月日を述べ、葉の検索の作業は終了となります。何分で葉が見つかるかは、開けてみないと分かりませんが、長い場合には5時間かけても見つからなかった場合も、3〜4の質問の後すぐに本人の名前が出てきた例もあります。

実際に現地に行くと、イエスorノーだけではなく、「あなたの名前は4音からなる」「いいえ」「では3音」「イエス」「最初の名前の音は、アイウエオからなる」「いいえ」「じゃあ、カキクケコのどれかだ」「イエス」というような調子で行われることもあります。これらの質問から、結果として導かれる答えを『もともと書いてあった』と主張するアガスティアの館もあるようです。

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予言の内容について

アガスティアの葉に書かれたとおりの人生を送る人もいれば、違った人生を送る人もいるといいます。そこからアガスティアの予言に対して不信感を抱く人たちが出てくるわけですが、もともとアガスティアは運命を決め付けるために予言をしているのではなく、『道に迷わないようにナビゲーションを行っているだけだ』といいます。

『どんなバラ色の未来を描かれても、何の努力もせずにその未来がやってくるわけではなく、未来はすでに決まっているのだ』と誤解する人がいて、利用者は気をつける必要があるといわれています。インドではこのような誤解がほとんどなく、90%以上の確率で、葉に書かれたとおりに実現していくそう。

素晴らしいことが書かれていれば、それを神に感謝して、実現に向けて努力するのが当たり前であるインドに対して、日本での実現率はかなり低いとのこと。素晴らしいことが書かれていても感謝することなく、疑いながら何の努力もしないため、実現しない確率が高いらしいのだ。そして実現しなかったときに、『葉に書かれていたことは嘘だった!』と思う人が、日本ではかなり多いそう。

運命は決まっているのではなく、自分で作って行くものだということを理解しなければ、葉に書かれた預言を無駄にしていることになるからこそ、気を付ける必要があるといいます。アガスティアの葉は、人生の75%(50%の南インド占星術+25%の前世のカルマ)を知っているだけであり、残り25%は人間に自由意思に任せているのです。このことを理解した上で活用しないと、時間もお金も無駄にすることになるのでしょう。

活用

アガスティアの葉は現地では安価で読むことができます。南インドでは、結婚相手や進路などで迷いがある時に気楽に活用しているそう。特に政治家や大企業の経営者など、選択に迷ったときにこの葉を活用する人が多いといいます。日本人が葉に出会うことは容易ではなく、交通の便の悪い現地に行き、タミル語から英語に通訳できる人を雇わなければなりません。

そのため多数の代行業者が、通訳を雇い、代行業務を行っています。近年になって、『アガスティアの命』によりナディー・リーダーがアガスティアの葉を持って日本を訪れ、日本でも目の前で自分の葉を見ることができるようになったということです。


いかがでしたか?アガスティアの葉、なかなか興味深いものですよね。カルマを信じるインド人だからこそ理解して活用できているのかもしれませんね。占いを信じるかどうかはあなた次第です。そして実際に行動したものがその機会を掴みとります。大事なことは何事もポジティブに捉え前に進んでゆくことなのかもしれませんね。


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