所属 東京大学大学院・修士課程2年生
留学内容 長期インターン

許くんはインターンでインドに来たとのことですが、どうしてインドを選んだのですか?


僕は大学院研究上、バングラデシュにマイクロファイナンスの勉強しにいったり、もともと南アジアに興味があったんです。だから次はインドに行きたいと思ったんですよね。

今、インドでインターンしている会社もマイクロファイナンスに関する会社で、僕はひたすらエクセルと戦っています(笑)。けれどもインドは税率や会計基準が違いすぎて、勉強勉強の毎日ですね。それがめちゃくちゃおもしろいです。

お恥ずかしいのですが、マイクロファイナンスとは何ですか?


マイクロファイナンスとは、貧困で苦しむ人たちのために開発された金融商品なのです。

というのも貧しい人たちの60%が金融へのアクセスがないという現状があって、担保となる資産がないんですよね。そうしてお金を借りられないため、洪水や震災などの災害があっても対応できないんです。

そういう貧しい人々にお金を低い金利で貸してあげて、彼らが貧困から自力脱出するのがマイクロファイナンスの意義なのです。

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許くんがマイクロファイナンスに興味をもったキッカケは何だったのですか?


僕の高校は朝鮮高校だったのですが、2年生の時に進路講習という名のキャンプがあったんです。その行事の時に様々な講師の人が来るのですが、その中で10歳上のOBに出会えたことがキッカケでしたね。その方が僕にとって唯一、ロールモデルとして仰げる人だったんですよね。

その方はずっと金融畑を歩んできた人で、外資系投資銀行で働く傍らにパートタイムで日本初のマイクロファイナンスに投資するNPOを作ったんですよね。そのあとPEファンドで働き、もちろんNPOも続けながら今は独立しているんです。

ロールモデルの社会人が、マイクロファイナンスの第一人者だったのですね。


そうですね。そして僕のお父さんの会社が大変そうな時があったということもあり、金融・経済に興味があったんですよね。

僕自身、大学入学時に行きたかったアメリカ留学も資金の問題で行けなかったということもあり、それがすごく悔しかったんです。経済的格差で機会の不平等が生まれることはいけないと思いましたし、勉強したら、努力したら、お金の問題で阻まれることがない環境が必要だと強く感じました。

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そうしてインドに来て、ギャップを感じることはありましたか?


僕の周りの友達がオカしかったのか、インドに行ったことのある子はみんな『帰りたくなかったー!』と言っていたんですよね(笑)。だから僕もインドには良いイメージを持っていました。

ただ、とりあえず暑くて、ボディタッチが多いです(笑)。そしてインド人は陽気ではありますが、基本的に外国人は足下を見られているかんじがしますね。カーストの関係なのか、けれどもそれらは想定の範囲内なので。あんまりギャップと差はないですね。

ただ逆に、インターン先の人がインド人のイメージを逸脱しています。『サービス残業とかするんだ!』って(笑)。まじめなインド人を初めて見ましたし、ちゃんとしてる人はちゃんとしてるんだなという驚きはありましたね。ただ、口約束は基本守ってもらえないです(笑)。仕事上でも、何をしていても、未だかつて守ってもらったことがないのが残念ですね…。

インドでインターンをしてみて、期待することはありますか?


僕はこのインターンが目的ですから、『こいつに仕事任せてもいいかな』と思ってもらえるくらいになりたいです。会計基準もまだ分かりませんが、何か仕事をひとつ任せてもらえるような信頼を築き上げることにコミットしていきたいですね。

あと、サドゥー(※)に会いたいです(笑)。土曜日もインターンの仕事がありますが、もっと『THE・インド』ということをしたいと思っています!

(※)サドゥー
あらゆる物質的・世俗的所有を放棄し、肉体に様々な苦行を課すことや、瞑想によりヒンズー教における第四かつ最終的な解脱を得ることを人生の目標としている人々のこと。苦行僧。


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