インドというと観光地として有名な場所は多々ありますが、ビジネスであついバンガロールとグルガオンについて書いていきたいと思います。

 

新興都市グルガオン

インドの首都ニューデリーは、昔ながらのビルや住宅がひしめいています。ここでは住宅区域と商業地域が区別されていますが、住宅区域にもオフィスビルがあったのです。しかしながら、近年デリー当局は厳しく取り締まるようになり、住宅区域のオフィスビルが撤去されています。外国企業の進出が相次いでいること、また新しいオフィスビルや住宅を建設するスペースが不足していることからも、慢性的なスペース不足の状態になっています。そのため、家賃が非常に高騰している現状があるのです。

そのニューデリーとは反対に、オフィスビルや高層マンションの建設が相次いでいる地域が新興都市グルガオン。グルガオンはデリーの西側を囲むハリアーナ州にあり、デリーとともに統一地域圏に指定されています。また、日本の太平洋ベルトを参考に首都ニューデリーと商都ムンバイの間に製造業を集積させる『デリー・ムンバイ間産業大動脈構想』にも含まれ、開発が進んでいます。ここには日系企業も多く、スズキやホンダといった自動車メーカーや自動車関連部品メーカー、日立金属、旭硝子、キヤノンなど、40社以上の企業が進出しているのです。

家賃がニューデリーの約半分程度のため、グルガオンにはベッドタウンとして中産階級の人や日本人駐在員も多く住んでいます。そのため近代的な外観や派手な広告看板が目を引くショッピングモールも複数あり、工業建設用の広い土地には今後も製造業を中心に日系企業の進出が増えるとみられ、まさに新興都市といった風景なのです。

 

インドのシリコンバレー・バンガロール

デカン高原の南、カルナータカ州南西部のマイソール高原の上に位置するバンガロール。高原にあるため、インドの他都市と比較すると穏やかで涼しく『インドのガーデン・シティ』と呼ばれ、他地方の人々から見ても大きな魅力になっているそう。1947年にインドが独立した後、バンガロールは国営の重工業や航空産業、宇宙産業や防衛産業の工場群が置かれました。さらにインド経済自由化後、バンガロールにおけるハイテク産業の確立と成功は、インドのIT産業を成長させる原動力になってきました。

いまやバンガロールは『インドのシリコンバレー』と呼ばれるまでになり、インドの2004年のソフトウェア輸出において35%を占めるに至っています。また、高い教育水準を誇る大学群と研究所群の所在地として知られており、国内第2位の識字率を誇っています。

そのバンガロール近郊にはIT企業などの入る、優遇措置の行き届いたおもな工業団地が3つあります。インド・ソフトウェア・テクノロジー・パーク、国際テクノロジー・パーク、エレクトロニクス・シティ。これらの工業団地には整備された道路や優れた情報インフラ、外国人向けの立派な住宅や安心できるサービス業まで揃っているのです。エレクトロニクス・シティにはインフォシス、ウィプロといった地元IT企業が本社を置くほかに、外資系IT企業が進出しています。

また、バイオテクノロジーもバンガロールの新しい成長分野です。インドの240以上あるバイオテクノロジー企業のうち、100ほどがバンガロールに本社を置いているのです。そのうち、バイオコンはインドのバイオ産業をリードしており、世界でも20位以内に入る企業。

また、バンガロール証券取引所は南インド最大の取引所であり、 日本とのつながりとしては、日本の本田技研工業の子会社であるホンダ・モーターサイクル・アンド・スクーター・インディアがリージョナルオフィスを構え、2013年稼働予定で自動二輪車の組み立て工場を建設中なのです。

 

北インドと南インド、どちらも捨てがたい魅力に溢れているようです。

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