3万人の金職人がひしめき働く裏通り

ニューデリーにある華やかな宝飾街も、一歩裏通りに入ると古いビルが建ち並んでいます。そのビル群の中は、なんとほとんどが写真のような『宝飾製造工房』になっているのですが、実態は狭いビルのフロア全体、決していいとはいえない作業場環境です。

様々なゴールドジュエリーパーツを火を使って接着する人に、金地金を叩いて薄い板状にする人、金細工を彫り込む人など、この裏通りには、なんと3万人もの金職人が働いているのだそう。人口12億人の国なので、3万人といっても大した数字ではありませんが、日本の感覚と違いますね。

ちなみに、広大な国インドの人口密度が狭い日本とほぼ同じなのです。とにかくインドは人が多く、人口12億のうち8億人は貧困層で路上生活をしています。しかしながら、人口密度が高いので地価が異常に高くなっているそうです。

 

金に対する根づいた愛着、20年後の購買力は?

そんな国情でも、金に対する文化的愛着は変わりありません。『金の輝き=太陽の輝き=永遠=パワーの象徴』という連想で、宗教的にも崇められているのです。女神様が子鬼を踏みつけている絵でも、身体中にゴールドジュエリーをまとっている。ネックレス、イヤリング、ブレスレット、そして指輪。文化的背景があればこそ、貧困層でも金メッキ製品などゴールドにこだわるのでしょう。

インドは日本や中国と異なり、人口の多くが若者です。20年後、彼らが労働力となったとき、金の購買力も今以上に増えているのでしょう。

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