インドの教育


インドは経済格差が激しく、親の所得によって受ける教育の質はまったく異なります。そんなインドの教育はどうなっているのでしょうか。


インドの教育制度

日本では人によって異なりますが、小中高で6・3・3年の12年間の教育が一般的に受けられ、そのうち小中の9年間は義務教育です。インドでは州によって異なりますが、小学校で5年、中学校で3年、中等学校で2年、上級中等学校で2年の教育が行われ、そのうち義務教育期間は小中の8年間です。中等学校、上級中等学校が日本の高校にあたると言えます。上級中等学校卒業後は学士課程いわゆる大学で3年間学びます。エンジニア課程だと4~5年間の教育を受けます。


初等教育・教育格差

インドでは私立学校をpublic school、公立学校をgovernment schoolと呼びます。公立学校では授業料が安いですが、教員や教室、教材が不足しています。インドの初等教育では中退する者が40%に及びます。学校の少ない農村部では学校に通うことでさえ困難です。教育の必要性が理解されない、子供でも働き手としての役割が期待されていることがその原因です。経済的余裕がある家庭では公立に比べて質のいい教育を受けられる私立学校に子供を通わせています。


高等教育

では、インドの教育水準は低いでしょうか。それは違います。インドの高等教育の水準は大変高く、国際的にも高い研究水準が認められているIIT(インド工科大学)や文系の最高峰JNU(ジャワハルラール・ネルー大学)などの国立大学は優秀な人物を輩出しています。例えばIITの競争率は60倍あり、厳しい競争を勝ち抜いている大学生のレベルは高いです。また、アメリカなどの海外の一流大学で教育を受けるエリート層・富裕層が増えています。


インドのトップ層の教育レベルが高い一方で、文字さえ読めない人もいます。高いトップレベルの教育を維持しつつ、義務教育を浸透させていくことが今後のインドの教育課題と言えるでしょう。

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