アウランガバードとは、ムンバイの東約350kmのデカン高原にある都市。世界遺産のエローラ、アジャンタという二大石窟寺院への観光の基点となる場所なのです。

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かつてはカドキー(Khadki)という村でしたが、都市として成立したのは1610年頃。町の名はムガル帝国最盛期の皇帝、アウラングゼーブにちなんだもの。市内にはその妃の墓であるビビ・カ・マクバラー廟、アウラングゼーブのイスラムの師の廟があるパーンチャッキーなど、観光名所として有名なのです。

一番のおすすめはやはりエローラ、アジャンタの二大石窟でしょう。エローラにある岩を掘って作られたという石窟寺院群は、その典型的な遺跡として知られています。 エローラ石窟寺院郡は世界遺産に認定されており、アンコール・ワットやピラミッドと並んで、世界遺産の中でも『最も印象的な遺跡』のひとつなのです。

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エローラ石窟寺院群でもっとも古い時代のものが仏教の遺構。それらは5世紀から7世紀の間に作られ、 近隣にあるアジャンター石窟群の仏教窟と同じように、エローラの仏教窟にも二種類の石窟があるのです。 一つはヴィハーラ窟で、エローラの仏教窟の大半がこの様式。

ヴィハーラ窟は日本語でいう『僧房や僧院』のことで、修行僧がここで生活しながら瞑想を行なっていたのです。 もう一つは仏塔のあるチャイティヤ窟。 チャイティヤ窟は、石窟には菩薩と聖者を従えた仏陀の像が掘られ、 今でいう仏殿や本堂なのです。 初期、中期のチャイティヤ窟は最奥部に仏間があり、仏間の中央に仏像が彫られています。

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現在の日本のお寺でよく見られるような、幾何学的な配置はしておらず、 日本では法隆寺五重塔の初重内陣にある涅槃像や入滅の場面の彫像群に同じような意匠を見ることが出来ます。 ヴィハーラ窟にしてもチャイティヤ窟にしても、もともとは木造の僧院と仏殿を模範としているので、石窟の内部には木造構造を模した柱や梁が彫られています。

アウランガバードから日帰りができるので、ぜひ訪れて欲しい。

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