インド政権の勢力図


hands-worshiping
有権者数は8億1500万人といわれ、前回の総選挙でも投票率は70%を越えるという『世界最大の選挙』インドの総選挙の投票が7日から始まりました。今回の選挙は5年に一度の総選挙。有権者の数から見ても驚くほど高い投票率を記録し、インド国民の政治関心は世界的にも高いことが伺えます。

というのも、有権者の宗教や民族が多様なインドの選挙では、カースト制度など地域ごとの問題が結果を大きく左右することがあります。
世論調査によると、景気回復と雇用創出を掲げる最大野党インド人民党(BJP)が与党の国民会議派を上回ると予想され、1か月余りにわたって行われる投票で、10年ぶりに政権が交代するのか注目されます。

もともとインド国民は政治的関心がとても強いです。それの理由は、選挙によって生活がダイレクトに変化してしまうことにあります。中でも影響を受けるのはインドが多く抱える貧困層と農家。1つの政策によって食料価格の変動が起こり、貧困層と農家の生活は揺るがされ、経済全体が大きな混乱に陥る危険もあるのです。

長い間、インド経済は問題を抱え込んできました。近年急激な経済成長を迎えていたものの、現在は経済成長も鈍化し、財政赤字や所得格差が拡大しています。水道、医療、公衆衛生といった基本的な行政サービスも十分ではなく、市場開放を推進してきたにも関わらず、強固な規制がビジネス環境の改善を阻んでいます。経済成長によってカーストによる職業差別も減少傾向にある中で、問題は政治が経済成長を邪魔していることなのです。

注目のインド総選挙の開票は4月16日、全国一斉に行われます。歴史的大きな変化になるのか、今後のインドの未来に期待です。

インド選挙当日


1ヶ月以上に渡り選挙期間が設けられている、インドの総選挙。その規模のみならず、いざ投票日を迎えるとそれ以上に日本と違うところが多々見つかりました。

投票日は仕事がお休み

日本では休日に投票日が設けられている一方で、平日のインドは仕事がお休みになります。まるで祝日ですね。

投票日は酒屋さんがお休み

これはどういった理由か定かではありませんし、インド人のみなさんも知りませんでした。お酒の勢いと政治の話は喧嘩になってしまうからなのかなあ、と推測ではありますが。

選挙は5年に一度のため、候補者は5年間選挙活動をしている

日本では選挙前になると解禁され、候補者が声高らかに選挙活動を一斉スタートさせます。たまに候補者名や政策などを挙げず街頭演説をする政治家もいますが、それは割と少ない。一方でインドでは総選挙の立候補者は5年間の選挙活動をしていないと選挙のステージにも上がれないそうです。その資金繰りを想像しても、インドで政治家になるということは、すごく難しいことのように実感しました。


選挙に関係のない海外のインド駐在の方々からすれば、インド人は仕事に来ない、夜はお酒を飲めない、街頭演説で街は騒がしい……と、なかなか理解しづらい状況かもしれませんね。しかしながら国をあげて休日を認可してでも選挙に参加するその意志は、世界規模で見てもとても強い政治的関心があるように改めて感じました。


資料請求/留学相談はこちら!