皆さんは日本製の物がインドで活躍していると実感をしたことがありますか。インドで注意して周りのものを見てみると、あちらこちらに日本製のものがあることに気づきます。インドでは日本=テクノロジーというイメージが強いそうで、高い技術力が集約された日本製品はインドでも評価が高いようです。今回はインドで活躍する日本製品を5つに絞って紹介します。

インドの数字表示に特化したカシオの電卓

インドの小さいお店では、レジの機械がまだまだ普及しておらず、日本製のカシオMJ-120Dという電卓を使っているお店がほとんどです。カシオのMJ-120Dはインドで売られている他の電卓の約2倍の値段がしますが、何故ほとんどのレジで使われているのでしょうか。それはMJ-120Dがインドに特化しているからです。

インドでの数字の表示は、最初だけ3桁区切りでその後は2桁区切りがポピュラーです。電卓では普通、数字は3桁ずつ区切るので、インド人にとってはとても使いづらいそうです。しかし、このMJ-120Dはインドに特化するためにインド式の数字の表示を採用しています。またお客さんに計算が間違っていないことを確認するために、検算が150回分まで遡れるため、インドのお店ではレジ代わりに使う電卓としては、日本製のMJ-120Dの一択のようです。

カレーボタン付きのパナソニックの洗濯機

インドの洗濯機普及率は10%程で残りの90%の人はほとんど手洗いをしているというのが現状ですが、富裕層の間では、日本製のある洗濯機が話題になっています。それがパナソニックが出した、カレーの汚れを取るための「カレーボタン」付きの洗濯機です。1日1食はカレーを食べている人がほとんどのインドでは、実際に服にカレーが付いてしまうことが多いようで、今年に販売が始まって以来、既に5000台が売れ、パナソニックは今年中に3万台の売上を目指しているとのことです。ユニークな機能ですが、日本の高い技術力が集約された洗濯機であると、インドのみならず世界から注目されているそうです。

洗濯

故障知らずのパナソニックのエアコン

インドの富裕層の間でパナソニックの日本製のエアコンが人気です。インド人は1年の大半をエアコンを付けて過ごしていますが、特に稼働の多くなる夏ではエアコンの故障が大きな問題になります。夏はほとんど家庭で1回はエアコンが故障してしまうため、修理業者の数が間に合わず、業者を呼んでから修理してくれるまでに2,3日かかることもあります。

このため故障知らずの日本製のクーラーがインドで人気となっているのです。また最新の製品は、自動で掃除してくれるという機能付きのものまであり、日本製のエアコンにインドが注目しています。しかしまだ、日本製のエアコンは高価なものが多く、富裕層の方しか購入できません。今後日本製の安いモデルが出ることがあれば、インドで人気になることは間違いないと私は思います。

日本の技術力が集約されたデリーメトロ

メトロは日本製というよりは、日本の技術の結晶という意味で紹介します。インド人にインドのおすすめの場所を訊くと「メトロが綺麗でオススメだよ」と答えが返ってくるほど、インド人にとっては自慢のデリーメトロですが、実はデリーメトロには日本の技術が集約されています。

デリーメトロをつくることになったとき、日本から多くの技術者がインドへ派遣され、現場でリーダーシップを発揮しました。駅の設計から、安全運行、車両維持管理に関しても全て日本のノウハウが活きており、車両の内装から省エネ技術まで全て日本の技術が用いられています。メトロ工事の現場に携わったインド人従業員は、日本人従業員にしつこく納期の重要性を説かれたためか、呪いのように「ノーキ、ノーキ」とつぶやいていたそうです笑

日本がデリーメトロをつくったことによって、インドに快適な生活がもたらされただけではありません。メトロができたことにより、通勤渋滞が緩和され、排気ガスの削減にも大きく貢献しました。また、メトロにはほとんど遅延がないため、インド人も時間を意識するようになったとか、整列乗車をするようになったなど、マナーの向上にも大きく貢献しました。

日本の技術力が集約されているデリーメトロの乗り方については次の記事を参考にして下さい。

参考記事
【激安&超清潔】インドのデリー・メトロの乗り方!

メトロ

インドの車の2台に1台はマルチ・スズキの軽自動車

実はインドを走っている車の2台に1台は日本製のマルチ・スズキの車です。マルチ・スズキは、インドにおけるスズキの乗用車生産販売子会社です。何故ここまでマルチ・スズキの車が好かれているのでしょうか。それはインドの都市部の過密化と駐車スペースの減少にともなって軽自動車がブームとなっていて、その中でもマルチ・スズキの軽自動車は値段も安めで燃費もよく、耐久性も非常に高いからだそうです。インドではマルチ・スズキ以外にもTOYOTAやHONDAなどもよく見かけます。メトロを併せるとインドの交通手段のほとんどに日本が関わっていることが分かります。

インドの現首相であるモディ首相は環境問題にも積極的で、今後は当然、ハイブリット車や電気自動車の購入を後押しする政策がとられると言われており、エコの開発に強い日本車のさらなる活躍が期待されます。

まとめ

今回は電卓、洗濯機、エアコン、メトロ、自動車について紹介しました。インドの街中で、注意して周りを見るようにすると、いろんな所に日本製のものが使われていることに気づきます。インドでは日本=テクノロジーというイメージがあるほど、インドの現代の生活に日本製品が大きく貢献しているため、インド人は日本が好きな人が多いです。洗濯機やハイブリッド車など、今後もインドでの日本製品の活躍が期待されます。


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