通販の拡大


実は現在インドでは、急速にネット通販が広がりつつあります。これはIT大国としてネット環境が比較的整っていることと、広大な国土のために地方の方が都市部の店舗に赴くのが困難なことが原因と考えられます。支払方法も日本と大差はなく、カード決済やPayPal社の決済、代金引換等が選べるようです。

客層として特に多いのが郊外に住む富裕層。都市部の最新ショップに行けない分、ネット通販で海外ブランドを買いあさっているようです。またインドでは、ことあるごとに花やプレゼントを贈りあう習慣があり、オンライン上の花屋さんが人気だそう。通常の花束の通販はもちろん、お花とケーキを一緒に贈るパッケージなど、お祝い用として喜ばれています。

調査にもよりますが、インドのネット人口は1.5億人から2億人と言われており、人口が12億人から計算すると約1割のネット利用率になります。最新のニュースでは、インド国内でのFacebook利用者が1億人を超え、世界第2位のユーザー国になりました。インドのオンライン小売市場(旅行を除く物販)では、2012年で1390億ルピー(2300億円)と言われて、今後数年間は年率50-55%で拡大すると見込まれています。

インド最大級のECサイトはflipkartでは、月間7000万人がサイトを訪問しています。使い勝手も非常によく、翌日配送も行っており、最近は大都市に限り当日配送も始めました。一方、昨年6月にAmazon.inも上陸し、品揃えはまだまだこれからというイメージはありつつも、この2社の競争はインド国内でも非常に注目されています。

このように、ネット通販はインドに定着しつつありますが、やはりまだ富裕層のものといった印象が強くあります。今後は中間層にも広がりネット通販人口が激増することが予想され、地方の方が高級品を手に入れる手段となっているネット通販は、ブランド力のある日本にとっても大きなビジネスチャンスとなるかもしれません。

オフラインでの販売


インドの代官山こと『ガラリアマーケット』。ここの広場に、なにやら多くのギャラリーが集まっていました。

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『X』と書かれたTシャツを着ている人々がダンスを踊り

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夜空に向けて熱風船を飛ばし始める…?

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『何かのイベント?』『インドの儀式なのか?』そう思っていると、どうやら企業のプロモーション活動だということが分かりました。このプロモーションを行っていたのは、フィンランドの大手電気通信機器メーカーNokia(ノキア)

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日本でこそあまり知られていない会社ですが、iPhoneやアンドロイド搭載端末が発売されるまで世界一の携帯電話メーカーとして君臨していた企業なのです。しかしながら、現在ノキアは世界シェアの上位5位にも入っていません。

2013年にはノキアの携帯端末事業を米マイクロソフトへ売却しています。ノキアは新興国でのサービスを展開しているタイミングで、このニュースが発表されました。スマートフォンユーザー利用者数規模が世界でも群を抜いているのは、中国とアメリカです。しかしながらこのトップ2に急スピードで迫る国が、

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インドの携帯市場においては、サムスンに続きノキアが位置しているものの、スマートフォンでは地場メーカーのMicromaxとKarbonnが上位にきています。スマートフォン人気が高まるインドではありますが、その端末の半数はWi-Fi頼りで回線に繋いでいないそう。

だからこそ現在、多くの携帯関連企業が進出してきているようで、インドのスマートフォン市場は、今まさにホットな市場なのだとデータからもとれます。フィンランドにとって最大の『企業成功物語』を創り上げたノキアが、インドでスマホシェアも狙っていく。その瞬間に立ち会えたようでした。

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あの熱風船に込めた想いは、言語は分からずとも伝わってくるような気がしました。


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