所属 立命館アジア太平洋大学
留学内容 語学留学1ヶ月+インターン4ヶ月


インドでのインターンシップを選んだ理由は?

経済成長と問題解決が両立する国へ

私は立命館アジア太平洋大学(APU)という大学で環境学と開発学を専攻しています。インターンシップをしようと思った理由は、大学での学びをより現場に近い所で深めようと思ったからです。

どの国にしようかなと考えている時に、インドにたどり着きました。経済成長している国って中国や東南アジア諸国もたくさんあります。でも、インドはただの経済成長国じゃないんです。日本では知られてない、というかむしろ汚いイメージが強いと思うんですけど、実はインドって開発と環境問題を両立しようとしている国なんです。

日本でも報道されたように中国は経済成長の代償としてPM2.5などの大気汚染問題を無視したまま、伸び続けました。たしかに、工業が伸びると環境に良くないものが出てしまうししょうがないのかなって思うんですが、インドは”それは違うよね”って取り組もうとしてることを知ったんです。

なので、実際にインドに行って現状を見たかったし、それに対してどのように取り組んでいるのか見たかったのでインド行きを決めました。インターン先としては実際に環境に気を遣っている会社で働きながら「環境を配慮した社会づくり」を確かめる団体を選びました。

河合さん インターン先

インターンシップの内容は?

会社の取り組み

私がインターンしたのはDevelop Alternativesという環境技術を使って国の発展を目指してソーシャルビジネスをしているところでした。例えば産業廃棄物から作ったレンガを使ってスラム街の人たちに提供して家をたてるような事をやっていましたね。

企画、立案、JICAとのプロジェクト

インターン中の多くの時間をインドのウェイストリサーチ(廃棄物処理の調査)に費やしました。具体的にはインドのゴミをリサイクルして、作れる商品を調べたり、ゴミを使った環境技術を調べて私達の会社に活かせるかどうかを調査していました。調べた内容をまとめてCEOの前でプレゼンしたりしていたんですが、インターンの自分でも企画が通る可能性は十分ありましたね。

JICAとのプロジェクトも手がけました。日本の中小企業の環境に配慮した技術をインドで応用できないか、ディスカッションしたりしていましたね。インドの田舎ではトイレの排水がそのまま土壌に排出されるんです。もちろんそれはそこに住む人の健康に害を与えるし、そこで育つ農作物を食べると思うと恐ろしいですよね。

インドの環境汚染
それを防ぐために土の下に浄化システムを組み込む技術があって、JICAから送られてくる提案書を英語で社内に説明したりしてました。またJICAと共同で日本の環境技術を調べて、リストアップして上司にプレゼンしたりしてました。

今回のJICAとのプロジェクトを通してスタッフと仲良くなって、JICA側のプロジェクト会議にも参加させてもらうこともありました。そこでは本気でインドの課題に取り組む人たちとの出会いがあったので、刺激的でしたね。

インドの街

インドで大変だったことは何ですか?

言語の壁をコミュ力でカバー

インド英語には苦労しましたね。インド人はとにかく話すし、テンポも速い。最初の方は会議に参加しても20%しか理解できなかったので困りましたね。インド系企業なので母国語のヒンディー語と英語を混ぜて話すんです。最初は英語とヒンディー語どっち喋ってるのかわからなくて、あとで聞いたら英語だったなんてこともありました。

半年たった今では英語は聞き取れるようになりましたね。ヒンディー語もちょっとなら話せるようになりましたよ。でもそれ以上に大切なのはコミュニケーション能力だと痛感しました。言語ってあくまでもツールなんだなって。

時間に対する価値観の違い

私のプレゼンの日が会議の関係で毎週毎週伸びて1ヶ月半も伸びたこあって、その時は日本との違いを感じましたね。その都度練習したり緊張していたのに、毎回毎回伸びたせいで精神的な疲弊がすごかったです。そのせいで本来の仕事の進捗も悪くなってしまいました。ただ、違いは違いで受け入れて自分のやるべきことをやらないといけなかったのでそこは大変だと感じました。

インドでのインターン中

上司からダメ出しの毎日

私のインターンで一番お世話になった上司は厳しい人でした。私が出したレポートは毎回毎回ダメ出しの嵐。何度も心が折れそうになりましたが、アドバイスもくれてそれをなんとか形にしていました。

印象的だったのは最終日にサプライズパーティをしてくれたことですね。これまで鬼のように厳しかったのに、ギャップ萌えしてしまいました。インド人は親切ですよ。おもてなしの精神も日本の比じゃないと思います。最後にはペットボトルをリサイクルしてつくったマットをプレゼントしてくれました。

インドでの出会い

インド人の友達とお出かけ

土日は、基本インド人の友達と出かけたりしていました。サリーを一緒に買いに行ったり、アーグラ行ったり、ショッピングモール行ったり、お寺行ったり、、、、。インド人の友達と一緒に行って良かったと思ったのは、ガイドブックに載っていないような場所や知識を教えてくれたのが、新鮮ですごく面白かったです。

インド人の友達

MISAOでの出会い

平日の夜は、MISAOの寮のメンバーに仕事の弱音を吐いたりしていました。私の場合、会社がインド系で日本語を話す機会がなかったのでMISAOの日本人がいる環境はとても安心しました。

MISAOに留学していた社会経験のある日本人のアドバイスがすごい役に立ちました。ビジネスでの実用的なExcelの使い方や他の社員との関わり(他の社員が仕事中にメールしたほうが良いか、声かけたほうがいいかなど)社会人の方に聞けたのはとても参考になりました。

MISAOには大学生から社会人の方まで色々な方が来ていて、クセが強くもあり、意思が強くもあり、一言で言うと志が高い集団だったと思います。その環境に半年間いることができたのは、自分の視点を高められる良い機会になりました。

寮にはインド人も住んでいるので、彼らと言語交換するのも面白かったですね。無邪気でかわいいインド人が沢山いますよ。

MISAOメンバーで旅行

インターンして変化はありましたか?

インドだから気づけた社会人としての自覚

最初は大学生としてインターンに参加しましたが、会社に入るとそんなことは関係なくて。学生だろうが社会人だろうが、成果を出すということは変わらないんだなと。半年間社会人をやってみて、インド人が相手だというのもありましたが相手には言わなきゃ何も伝わらないというのを実感しました。

レポートなども自分から出さなきゃ見てもらえないし、アドバイスも自分から貰いに行かなきゃもらえない。最初は誰かに質問したりするのが苦手だったけど、今では気軽に質問することができるようになった。コミュ力は相当上がったと思います。

環境に対するインドでの発見

目標としていた「環境を配慮した社会づくり」を見ることができました。実際、一般のインド人は環境に対する意識がまだまだ低くて外でゴミを捨てたりします。会社のリサーチや社会の人との会話を通じて、また、実際に生活しながら街の人を見る中で、どうやったらインド人の環境に対する意識をあげられるかといったヒントを見つけられました。今回の気付きは大学での卒論に落とし込んでいきます。

インドの社会

今後の進路

もともとは環境開発に関するリサーチに興味があり、JICAなどで事務的な仕事をしようと思っていました。それが今回インドでのインターンを通して、現地の人と現場で何かをやり遂げるようなプロジェクトがある企業で働きたいと思うようになりました。

自分のインターンは主にリサーチでしたが、会社の人が現場に連れて行ってくれた時にネットでは得られないような情報がたくさんあったので、現場で働きたいと思うようになりました。ネットで調べるとかじゃなくて、もっと現地でしかわからない生の声が聞ける、リアルな現場で働きたいです。やっぱり現場は面白いんです!

日本にいる大学生へ

ちょっとでもやりたいと思ったことはやった方がいいと思います。自分が出来ないんじゃないかって思うこともありますが、本心に従って後悔しない生き方をした方が楽しいと思います。私は今まで自分の人生の選択で一つも後悔したことはありません。

あなたの周りで海外に留学やインターンをして、楽しくなかったと言っている人がいますか?私の周りにはいません。そういう人が居ないのは、やはり海外には刺激的なものが沢山有るからなんだと思う。直感を大切に生きましょう。私たちはまだ何者にでもなれるんですから。

インドのデリー旅行

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