インド海外ボランティア体験記〜英語を使うことができないという課題〜


 パソコンの授業を開講するためには、ある程度の数のPCが必要になります。そこで午前中はPCを購入する資金を集めるためにファンドレイジングの方法や、クラウドファンディングについて調べていました。そしてそれらについて、またパソコンの授業の開講の是非を尋ねるために、インドHHのトップであるメグナさんのところへ行こうとすると、インド人の先生から、「何をしに行くんだ?」と聞かれました。だから私が、パソコンを買うための方法について話しに行くんだと言うと、「実はパソコンは全部で5台位ある」と言われました。
 
前回も話した通り、HHには2棟あります。PCの1台は自分が普段通っているところに保管されていたのですが、残りの4台はもう1つの棟に保管されていただけでした。一応“Are there other PCs?”と聞いてはいたのですが、やはりもっと誤解のないような聞き方をしなければいけないと思いました。
 
取りあえずPCが手元に5台あるので、それらを使って、調べ学習をやってみました。まず1つお題を決めて(今回はピラミッドについてです)、それについて班ごとに発表するという形にしました。発表は英語でもヒンディー語でもどちらでもよいということにしました。
 
なぜ私が調べ学習を採用したのかというと、スガタ=ミトラのTEDでのスピーチ)を聞いたことがあったからです。スガタ=ミトラによれば、優秀な先生は最も必要とされているところには行きたがりません。そこで彼は、PCを使った自主学習プログラムを組むことで、子供たちの学習に革命が起きることを、世界中で明らかにしていきました。私も彼の方法に習うことで、正規の学校に通うことが出来ない子供たちが、自らの手で学習していける環境を作りたかったのです。

 133534しかし、実際に試してみるとスピーチの内容通りには上手くいきませんでした。彼らはまず、Pyramidの綴りをタイプするところから苦戦しました。ようやくwikipediaでピラミッドについて記載されたページにたどり着いたとしても、彼らは英語を読むのがあまり得意ではないために、難しすぎる課題となってしまいました。
 
私はじゃあヒンディー語で調べて、ヒンディー語で発表すればいいのではないかと考えたので、インド人の先生に、ヒンディー語の入力方法について尋ねました。しかし彼女に、「英語では出来るが、ヒンディー語での検索の仕方は分からない」と言われました。
 
 そこで問題をより簡単にするために、私が(1)ピラミッドは誰のために作られたものか?(2)ピラミッドは何年前に作られたものか?などの問題を5問出題し(ピラミッドはタージマハルのように1つだけではないので、問題が悪いと言えばその通りですが)、5問の中から1問答えてもらうという方式を採用しました。また、google translator を紹介し、ピラミッドをपिरामिडとヒンディー語に変換して検索できるようにしました。
 
 今度は出来るだろうと思ってみていると、googleの検索ワードに例えば(1)ならば1字1句同じように、「For whom were the Pyramids built?」と入力し始めました。しかしそれでは該当するウェブサイトは当然0件、若しくはとても少なくなっていました(今自分でそのように調べてみると、2500万件ほどヒットしました。彼らがなぜ調べられなかったのか、ますます分かりません)。また英語で検索をしているので、英語で書かれた文章を読まなければいけなくなります。
 彼らは、スピーチと同様に設問にも答えることが出来ずに時間切れとなりました。
 私が今日気付いたのは、ヒンディー語というローカルな言語におけるウェブサイトの数は少ないということです。もしPCを使って勉強したいならば、その前に英語を使えなければいけません。
 スガタ=ミトラがこの問題にどう立ち向かったのか、ものすごく気になります。

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